人気ブログランキング | 話題のタグを見る

素焼きのコンポスト

何年か前から小さな畑の庭にコンポストが欲しかった。雑草やら 落ち葉やら入れたいのであった。でも、よくある市販のコンポストはプラスチックの大きな物で、8畳ほどの畑の庭には あまりにも大きすぎ、リビングから見えることを考えると おしゃれさにも欠けるのであった。そして、私の住む町では、プラスチックの大きなものは 不要になって捨てる時に有料の粗大ごみになってしまうのである。だから、小さめの素焼きのコンポストがあったらいいのになぁっと思いついた。
園芸の本の片隅に 思ったとおりの物が載っているのを見つけたのだが、それは どうも コンポストとして作られた物ではなく、アスパラガスにかぶせて ホワイトアスパラにするための物らしく、ネットで探しに探したら 2万円近くする高価なものなのであった・・・。
っということで 「素焼きのコンポストが欲しいなぁ・・・」っと思いつつも、空いた素焼き鉢に 抜いた雑草やらを放り込んで、それを たまにひっくり返して取り出す、という作業を 何年もしていたのである。

それを この春、とうとう、とうとう自作することに成功したのである!(そんな騒ぐほどのことではないんだけどね・・・自分的には 「やった!」って気分なのね・・・)

まず用意したのは電動ドリルである。
素焼きのコンポスト_c0055904_14324057.jpg
実家の納戸に眠っていた父のドリルであるが、しっかり働いてくれた。先っぽは タイル用とガラス用というのが このドリルといっしょに入っていたので それをそのまま使用した。・・・父が その先っぽで何をしようとしていたのかは 不明だが、新たな投資をすることなく ありがたく使わせてもらった。
で、ドリルでいっぱい穴を開け、
素焼きのコンポスト_c0055904_14381960.jpg
穴と穴の間にも また穴を開けていった。素焼きの鉢は 思ったより硬くて、ぐるっと穴を開けるのは 思った以上に大変であった・・・。(ちなみに、元々の鉢底穴のところに ちょびっと切り込みが入ってるのは、1年ほど前に、やっぱり同じことをしようとした 名残なのね・・・。その時は ドリルで穴を開ける、ということは思いつかずに、金ノコで切ろうとして・・・挫折したのね・・・。)
で、次に用意したのは、
素焼きのコンポスト_c0055904_14405475.jpg
金づちとノミである。これで穴と穴の間を注意深くコンコンっとやって、
素焼きのコンポスト_c0055904_1439580.jpg

穴と穴をつなげていって、
素焼きのコンポスト_c0055904_14441153.jpg
底をガバッと抜いたのである。
で、穴と穴をつないで抜いた断面を ノミできれいにならして、
素焼きのコンポスト_c0055904_1454328.jpg
きれいな大穴にした。

で、次は、ずっと前に蚊遣りを作った時の残りの粘土で蓋を作った。・・・残り物の粘土は石のように硬くなってしまっていたので、濡れたタオルにくるんで ビニール袋に入れ、何日か置いたら ちゃんと軟らかい粘土に戻ってくれた。それで 穴にカポッとはまる蓋を作ったのだが、粘土は 乾燥する時と 焼く時に 縮むので 大きさ合わせに苦労・・・。
乾燥させてから 削ったりして、最後はオーブンで45分焼き、出来上がり!
素焼きのコンポスト_c0055904_14581293.jpg
・・・のはずが・・・、穴にカポッとはめるのはうまくいったけど、蓋自体は思ったほどには縮まなくって、ちょっと頭でっかち・・・。その上、焼きあがった時に、てっぺんの取っ手と、本体と、カポッとはまる部分との3つに はずれてしまった・・・。だから、陶器用の接着剤でその3つを また1つにくっつけて、どうにか完成・・・。
素焼きのコンポスト_c0055904_1521939.jpg
使い始めてから 大雨も降ったけど、今の所 接着したところがはずれることもなく、今日も 抜いた雑草を入れることができたよ。写真だと 焼いた時に入ったヒビも写らなくって、庭になじんで まあまあいい感じ・・・。このまま、接着面がとれないで 使い続けられることを祈る。・・・うむ。
by hatake-garden | 2012-04-28 14:45 | 畑ガーデンを作ろう!
<< 小さな畑の庭のペーハー・・・? テントウムシと・・・だ、だれ? >>