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「はじめて」を育てる楽しみ・・・

つるバラ『スノーグース』の春の花の第一弾が一段落し、花がらを取るのに忙しい毎日である。四季咲きのつるバラなので 真冬のほんの一時期を除いて ずっと花を楽しめるのだが、春のこの第一弾が一番花数も多く、一輪の大きさも立派で、色艶もすこぶる美しい。それに、バラの割にはトゲが少なめなのも扱いやすくてすばらしい。うむっ!
だから、枯れたつるバラの跡継ぎを探す友人に、胸を張ってお勧めしたのが半月ほど前。
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・・・その時は春の第一弾の花たちがこんなにきれいだったのに・・・。一週間ほど前に「今日は朝からバラ巡りしてるの」っとその友人が訪ねて来てくれた時には 花がらを取らなきゃな、一番見苦しい状態だったのが・・・とっても残念である・・・。う~む・・・。

その、私の小さな畑の庭でおなじみの『スノーグース』とは違って、今年の新顔が『ヘアリーベッチ』である。
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夫の会社の同僚が「奥様に」っと下さった何種類かのタネを小さな畑のすみっこの其処彼処にばらまいたのが去年の秋。育てたことのない「はじめて」のものなので、はたしてどの芽がその芽なのかわからなかったが、成長していくにつれ、この『ヘアリーベッチ』は見分けられるようになった。そして、しばらくは 雑草『カラスノエンドウ』によく似た草姿だったのだが、『カラスノエンドウ』よりはるかに丈夫なようで、ぐんぐん大きく横に広がり・・・そしてしまいには、隣家との境のフェンスに誘引してある『モッコウバラ』によじのぼって繁栄し、『モッコウバラ』の花が終わった今、 そこで『カラスノエンドウ』よりもずっとずっと大きくてゴージャスできれいな花を咲かせている。
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おいしい蜜もあるようで、毎日アブやらハチやらがやってきては、その柔らかな花びらの群れにうっとりとしがみついて、顔をうずめ、体まで沈めている。・・・とても気持ち良さそうなのである。うむ。何しろ「はじめて」だったので、もっと小さな花を想像していたのだが、いや、こんなに美しいとは! 知らなかったから なおさらうれしくなるのである。このへんのアブやハチにとっても この花はきっと「はじめて」にちがいない。きっと 大喜びでうっとりしているのであろう・・・。むふふ・・・。

さて、よく知ってるようで知らない「はじめて」のものが ほかにもあるのである。
あの『青森のにんにく』であるっ! 食べるために生協で注文した『青森のにんにく(バラ)198円』を「増やして食べよう!」っと その14個の麟片のうち 半分の7個を埋めたのが去年の10月9日。なにしろ「はじめて」のことなので、どんなふうに成長するのかわからずにドキドキしちゃったが、まあ、それなりに育ってくれているようで、ふと気がつくと・・・
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つぼみがついている・・・。どんな花が咲くのか とっても楽しみ!・・・なのだが、ふっと、「このつぼみの下の この茎は・・・もしかして・・・あの、中華料理とかに入ってるニンニクの茎、じゃあございませぬか!?」っと気がついたもんだから・・・毎日落ち着かないのである・・・。花も見たいが 茎も食べたいのである・・・。でも、なんだか とっても硬そうで・・・花をあきらめて 茎を食べて、もし硬かったら・・・花をあきらめたことが もっと残念になるような気がして・・・だから 毎日 あ~でもないこ~でもないっと 悶々と悩んでいるのである・・・。うぅむ・・・。なにしろ7個しか埋めてないので 茎も7本・・・、半分食べるとしても3、4本・・・、・・・うぅむ・・・それでは足りない・・・。味見程度で手を打つか・・・。うぅむ・・・。・・・はっ! それよりも何よりも、このニンニク自体を掘り上げるのはいったいいつなのだろうか・・・。根本的なことがわかっていないのである・・・。む・・・。・・・小さなことで 大いに悩むのである・・・。

っと、そんな小さな悩みを吹き飛ばしてくれるのが・・・、・・・ぐふぐふぐふ・・・、
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『ソラマメ』であるっ!
もう、2回収穫して 塩茹ででいただいた。連作のため 去年は育てるのをガマンしたのだが、ガマンしたかいがあって今年の『ソラマメ』は・・・
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上出来!であるっ!ぐふぐふぐふ・・・。ぐふっ!
あと2回分くらい残っている。考えただけで・・・顔がほころぶのである・・・。ぐふふ・・・。
その上、『ソラマメ』食べきっちゃった後にも・・・、もう お楽しみが控えているのである・・・。
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ミニトマトである。
ミニトマトは『アイコ』が大好きで、毎年必ず植えるのだが、今年はその『アイコ』でも、普通の赤いのの他に 「はじめて」の黄色も植えてみた。そして もうひとつの「はじめて」が写真の『シシリアン・ルージュ』である。ブログの先のいろいろな方々が絶賛していたのを うらやましく思っていたのだが、今年はじめて 苗を買うことができ、植えつけてみた。どんな味なのか、もう、とってもとってもたのしみであるっ! がるるがるる・・・。

っと鼻息を荒くしていたら・・・小さな畑の庭のすみっこに・・・変な「はじめて」の花を発見した・・・。
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ケシの仲間のようだが・・・いつも勝手に生えてくる『ナガミノヒナゲシ』とはちがって グラデーションがきれいな花である・・・。
いったいどこからどうやって この庭に来たのか・・・っと悩んでいたら、ふっと 少し前の新聞の投稿に「近所で 栽培が禁止されているケシが咲いているのを見つけて 交番に届けた」という話があったのを思い出した・・・。そういえば、去年だったか、どこかの花のフェスティバルみたいな会場で 大量の違法なケシが 間違って栽培された、とかいうニュースがあったっけ・・・。・・・もしかしてこのケシもモルヒネとかの有毒物質を含んでいるの??・・・、でも、どうしてここに??・・・っと ここ数日頭のすみっこでずっと考えていたのだが・・・、・・・ついさきほど・・・その謎が解けた・・・。
・・・なんのことはない、「奥様に」っと前述の『ヘアリーベッチ』といっしょにもらったタネの中に『コーンポピー』というケシ科のお花のタネがあったのであった・・・。さっき『ヘアリーベッチ』の名前を確認していたら、タネといっしょにいただいたコピーが出てきて・・・そこにお写真つきで 載っていたのであった・・・。ハハハ・・・。悩んで損した・・・。交番に相談に行かなくってよかったよ・・・。てへへ・・・。

ということで、こんないろいろのことが、「はじめて」を育てる楽しみ、醍醐味、なのである。うふふふふ。
by hatake-garden | 2009-05-25 13:39 | 収穫
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