カテゴリ:旅先のこと( 30 )

祈りの町、パリ・・・(パリ旅行2日目-2)

私がバスに酔って途中下車しなければ、夫はこの日の後半はクリニャンクールの蚤の市に行くつもりだったらしいが、ヴァンヴの蚤の市でもう十分、ということになり、行き当たりばったりのままセーヌ川沿いを歩き シテ島を目指すことにした。
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シテ島を挟んだセーヌの両河岸には、セーヌの風物詩となっている古本市が出ていて、古本や絵葉書、ポスター、お土産などが並んでいる。
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その中で 一番イケメンのお兄さんから絵葉書を買い、シテ島へ。

お昼はカフェで、夫はWエスプレッソとパテサンド、私は紅茶とクロワッサン。・・・バスに酔ったからね・・・、あんまり食べられないのね・・・。
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パテサンドはかなりな大きさだったのに、紅茶と同じ値段・・・。なるほど・・・。

シテ島には花市があるのだが、日曜日のこの日は 花市のかわりに小鳥市が開かれていて、いろいろな小鳥、ハムスター、ねずみ、うさぎ、フェレットなどのかわいい小動物や、小鳥のエサのアワやヒエ、鳥かご、藁で編んだ小鳥の巣、などなどが売っている。小規模な市だが、動物好きの私には楽しい市であった。・・・楽しすぎて・・・写真撮るのを忘れてしまったほどである・・・。とほほ。

かわいい小鳥やねずみたちに後ろ髪をひかれつつ、シテ島を行くと・・・いきなりノートルダム寺院が現れ、「こ、これは、もしや、あの、ノートルダム寺院!?」と心から感動する。・・・7冊のガイドブックを3回ずつ読んだ夫にはわかりきった展開なのだが、1冊のガイドブックをパラパラっとしか見ていない私には 驚きの展開なのである・・・。
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クリスマスツリーが立てられた美しいノートルダム寺院。ガイドブックを読みすぎた夫は「ノートルダム寺院は本で見すぎて 来るつもりにしてなかった」と恐ろしいことを告白してきたが、やっぱり本物は素晴らしい。
日曜日で内覧も無料とのことで、信者ではないけれど、厳粛な気持ちで中に入らせていただいたのだが・・・、
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あまりにも大きく 神秘的で厳かな空気に満ち溢れた聖堂内に身を置くと、信者でなくとも 自然と頭を垂れ 祈らずにはいられなかった。
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1163年に起工され、1320年ごろ完成したこの大聖堂で たくさんの人間が長い長い間 祈りをささげてきたのである。今年50歳になった私にも、人生の中で わからないことや 悩みや 迷いもあるわけで、ここ数か月は仏教の本やら読んだりして いろいろ思いを巡らせているのだが、パリに来て、このノートルダム寺院をはじめとする いろいろな寺院や 多くの宗教画を見る機会を得て思ったのは、大昔から人間はずっと悩みながら生きてきたんだ、ということである。たくさん悩み 考えて、これだけのものを作り上げて、それでも ずっと考え 祈り続けているんだ。だから、結局 知りたい答えは見つからないんだな。それでいいんだな。それしかないんだな。
そんなことを 今回の旅の間中 静かに感じていた。

マロンのクレープを食べ歩きしながらノートルダム寺院の外を歩いていくと、裏側に小さな公園があった。その公園の方から見る姿も また違って 素晴らしい。
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ここには 公衆便所があり、長蛇の列である。ベンチに座って 休んでいると、木々にはシジュウカラのような鳥たちが、あちこちで何やらついばんでいる。毛並みがよくて丸々太ったシジュウカラに交じって、ハゲちょろの小さなのも一生懸命ついばんでいる。ハゲちょろでも とても元気に 今を精一杯生きている。
いろんな鳥がいるように、パリにはいろんな生き方をしている人がいて、街角で楽器を弾いたり 芸を披露する人、ただただ物乞いをする人、おみやげ品を売る人、力づくで売りつけようとする人、旅行者を騙そうとする人、私の日常では見かけないような生き方をしている人が多かった。走るメトロの中でアコーデオンを弾いて お金を集める親子は微笑ましかったが、空き缶を目の前に置いて 冷たい石畳の上でひたすら土下座をし続ける小さな男の子には 何とも言えない気持ちになった。でも とにかく みんな 自分の人生を生きているんだ。
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シテ島を後にして、シャトレ駅からメトロ1番に乗って ジョルジュサンク駅へ。
シャンゼリゼ通りを少し行くと、有名な凱旋門である。
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あまりにも有名で、まるではじめてではないような気さえしてくる凱旋門、その上をよくよく見ると、
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人がいっぱいいた。でも、この日は もう遅かったので、昇るのはあきらめて、フードドラッグストアで夕食を買って 徒歩でアパートメントへ。
夕暮れの道を 速足の夫の背中を追いかけてひたすら歩く。・・・歩く。・・・歩く。10分以上も 一度もふりかえらない夫・・・、私が途中でいなくなっても 当分気が付かないんじゃん、っと思いつつ、ヘロヘロになりながらも ついていく。迷子になるから、ついていくしかないのである・・・。
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夕飯は、買ってきたばかりの魚のグリルをレンジで温め、サラダとバゲット、グレープフルーツを小さくしたようなフルーツ、チーズに発酵バター。夫はワインで上機嫌。
19305歩も歩いてクタクタになった私は、ノートルダム寺院の厳粛な空気を思い起こしながら、長々とお風呂につかり、8時半には寝てしまった。
(つづく・・・)
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by hatake-garden | 2011-12-04 13:38 | 旅先のこと

空の町、パリ・・・(パリ旅行2日目-1)

この時期のパリの日の出は8時、日没は5時頃である。日本との時差は8時間で、パリの方が遅い。気候は、仙台くらいだと聞いたが、私たちのいる間は 横浜と同じくらいの感じであった。
さて、そんなパリで迎えた最初の朝、時差ボケで 夜中の3時にパッチリ目覚めた私たちの朝食は、前日の夜に 夫がスーパーで買ってきたチーズとバター、オレンジジュース、そしてパン屋で買ってきたバゲット、である。
フランスといえばバゲット、それも 1本むき出しで持ち帰る、というイメージがあるが、夫はまさしく そんな恰好で帰ってきた。そして、フランスのバターといえば、発酵バター、なんだそうで、原料のクリームに乳酸菌を加えて攪拌し 発酵させたバターは、芳香成分が非発酵バターの5~10倍になり、ほのかな酸味と独特の香りがあるんだそうで、たしかに 日本のバターとはまた違った美味しさである。その上、円高のおかげで、物価が安い。カマンベールチーズなどは2ユーロでおつりがくるから、200円もしないということである。まあ、もっと高いチーズもあるが、スーパーで普通に売っているものは、どれもこれも安いのである。

7時半過ぎにアパートメントを出て、歩いてトロカルデを目指す。冷えた空気を感じながら明るくなりはじめた空を見上げると そのあまりの美しさに思わず涙が出そうになった。
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しかし、感動に浸っている場合ではない・・・。足元に注意を払わねば・・・いっぱい落ちてる犬の落とし物を・・・踏んづけてしまうのである・・・。・・・「パリの町は犬のフンだらけ」という噂は本当だったのであり、その後の滞在期間中の私の口癖は、「パパ、足元!」になったのである・・・。清掃もされているようだが、それにも増しての・・・、であった・・・。

トロカルデに着くころには 日の出を迎え、そして目の前にエッフェル塔が姿を見せた。
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空も、塔も、飛行機雲も、すべてが素晴らしすぎて泣けた。ほんとに、パリに来ているんだ。空の町、光の町、パリ・・・。

この日は日曜日、パリではいろいろなところで蚤の市がおこなわれる。トロカルデ駅からメトロの6番と13番を乗り継いでポルト ド ヴァンヴ駅へ。
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「パリは、メトロ(地下鉄)とPER((高速郊外鉄道)とバスを使えば どこへでも行ける」そうであり、基本的には同じTicket t+という切符で乗ることができる。ただし、PER((高速郊外鉄道)は市内のみ同じTicket t+で行けるが、郊外まで行くときは、乗り越しにペナルティ料金がかかるので、最初から目的地までの切符を買わねばならない。
Ticket t+は1枚ずつでも買えるが、お得な10枚セットのカルネを購入。1枚1.7ユーロ、10枚なら12.5ユーロであった。このTicket t+1枚あれば、メトロの自動改札を通ってから 出口Sortieを出るまでは乗り放題である。
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東京メトロより なんだか小さい車両のパリのメトロ。小さいうえに、ずいぶん古びた車両も多い。椅子も折り畳み式の場所が多く、ドアは 自分で取っ手を押し上げるか ボタンを押して開けるタイプの車両も多い。そんなひとつひとつに 驚きながら、ポルト ド ヴァンヴ駅に到着。
駅から続く生鮮食料品の朝市をのぞきつつ、ヴァンヴの蚤の市へ。
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リボンや布、ボタン、カードやラベルなどの手芸品ばかり集めた店(見かけた日本人は必ずここで喜んでいたよ)や、金型ばかり集めた店、古い家具やランプの店、陶器の店、中には日本のこけしばかり集めた小さな店も出ていた。
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日本のこけしは パリで密かに流行っているのか、後日行ったショッピングモールに入っていた大型書店の中に 日本のこけしをデザイン化した文具のコーナーがあり、そこで熱心に品定めした後 うれしそうに買い求めているパリの奥様風のオバサンを見かけたっけ・・・。

さて、パリと言えば、カフェ。
蚤の市見物後は、冷えた体を温めつつ トイレもしつつ、という目的で、パリではじめてのカフェに入った。
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カフェに入ったら、まずは座って気長に待つ。
そのうち そのテーブル担当がメニューを持ってくる。
しばらくしたら注文を聞きに来る。または、担当者に合図。
注文。
請求書を持ってきたら、お金といっしょにテーブルに置いておく。
おつりがあれば持ってきてくれる。
というのが、カフェの利用のしかたである。・・・これは、パリに行ったことがあり、かつ フランス人の仲良しがいる姉に教えてもらっていた。
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無事にホット・ショコラを注文し、無事にトイレにも行けた。が、ここでは簡単に行けたトイレだったが、パリで神経を使ったひとつは、トイレであった。大きな観光施設にはトイレがあるものの、基本的に パリのトイレ事情はよくない。まず、公衆便所が少ないし、まれにあっても・・・「??」な物も多い。日本の駅には必ずあるが、パリのメトロの駅にはトイレはない。だから、トイレはカフェかデパートか大きなショッピングモールで済ませる。で、そんな、やっとたどり着くトイレだが、日本では必ずついてるトイレの便座、UとかOの形をした あの便座がないところが多い。つまり、陶器の部分のみ、なのである。そして、それが びちゃびちゃな状態なことも多い・・・。「パリっ子はいったいどうやってるのよ??」というようなトイレなのである・・・。 
帰国してから姉に聞いたら、姉も同じことを以前感じて フランス人の仲良しに聞いたところ、「小さい頃から外出先でトイレをしないように躾けられてきたので、でかけたらトイレをすることはない」との答えだったそうである・・・。なるほど・・・。
最近、カプセル型の公衆トイレが出来たようで、たまたま見つけた時に、夫が2度ほど利用したが、私はがまんした・・・。一人だけが利用できる全自動のトイレなのだが、使って出ると一度扉が閉まって、中を洗浄して乾燥するらしく、その進行状況が外のランプの点滅でわかるのだが・・・、すごい時間待って、やっと入ると・・・中は床も便器もビチョビチョの状態であった・・・。謎いっぱいのトイレなのであった・・・。

カフェで温まったら、95番のバスに乗った。が、これが2両連結のバスで、その後ろの車両に乗ったら、さっそく酔ってしまった私・・・。途中下車すると、そこはルーブル美術館にほど近い所であった。ルーブルは後日見る予定なので 有名なピラミッドを眺めて、
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焼き栗を買い、
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セーヌ川沿いを歩く。
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セーヌ川にはいくつもの橋がかかっているのだが・・・、ん? なんだ? この橋は??
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橋の手すりの金網に、無数の錠がついている。
そこへ、一組のカップルが・・・。見ていると、二人で錠を金網に取り付け、熱く抱擁したのち、鍵を川へ投げたのである。
実は、数年前からポンデザール橋のフェンスに「愛の錠」をかけることが、パリの恋人たちの間で流行っているのだとか、それは一応禁止されているのだとか、アパートメントに帰ってからインターネットで知った私たちであった。
てくてく歩く旅は、きれいな空を何度も見上げることができ、そして いろいろなものを見つけることができるのである・・・。
(つづく・・・)
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by hatake-garden | 2011-12-02 22:16 | 旅先のこと

ボ、ボンジュール、パリ・・・!?(パリ旅行1日目)

先週、それは11月19日(土)の15時20分のことである。
私は・・・その一か月前には考えてもみなかった場所、フランスのシャルル・ド・ゴール空港に降り立っていた・・・。もう・・・自分でも・・・びっくりである・・・。
アクティブな人間ならいざ知らず・・・、飛行機苦手な上に、丈夫な方ではなく、かつ、メマイ持ちになってしまったので、「ヨーロッパなんて夢のまた夢」と、「もう 無理しないで小さく生きていこう」と、畑にしゃがみながら そう考えるようになっていた。それで じゅうぶんに しあわせであった。
そんな私に、しばらく前から夫が「娘2がもしAOで公立大学に合格したらさ、頑張ってパリ行こうぜ!」っと言っていた。たしかに、娘2がはやく合格を決めてくれたなら、塾の世話にもならず、余計な受験料も払わず、かつ、公立なら授業料もずいぶん安くなるし、何より、入学までの間は娘2が家にいるので 犬らの留守番の心配もない・・・。それに 来年は銀婚式を迎える・・・。「50歳まで生きたなら、残りの人生はおまけみたいなものだ」と 五木寛之先生も言っていた気がする・・・。そして私は今年50になった・・・。
「いつか行こう、って思ってても、いつかなんてないよ。今しか、ないよ。」っと娘1に背中を押され、「留守はちゃんとやっとくから大丈夫!」っと娘2に胸を張られ、「娘2の合格」という「他力」に押し出されて、あれよあれよという間に・・・気づけばフランスのシャルル・ド・ゴール空港に降り立っていた・・・。パスポートとクレジットカード、簡単な洗面用具と化粧品、薬一式、着替えは下着3日分、洋服は着ているもののほかに もう1パターン、という簡単な準備のみ。家を出てから、成田経由で3258歩のことであった・・・。
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・・・ま、あれよあれよ、といっても、11時間半の飛行機は大変だったけどね・・・。途中で辛くて ずいぶん立ち歩いて、一番後ろの窓の所で体操なんかもしちゃったけどね・・・。

短期間に、人から借りたものも含めて7冊ものパリのガイドブックを3回ずつも読んだ夫が、6泊8日のパリ生活のために選んだのは、現地の日本人スタッフが対応してくれるブローニュの森近くのアパートメントであった。
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きれいな中庭を囲むように建てられたアパートメントの3階(日本では4階にあたる)の小さな部屋には、二人掛けのソファと一人掛けのソファ、小さな食卓と、椅子が3脚、テレビ、インターネットの無線LAN、そして小さなシンクとIHクッキングヒーターが2口、小さな冷蔵庫、食器や調理器具一式、炊飯器、電気ポットもある。さて、ベッドは、というと、天井に 寝具ごと上げるようになっており、必要に応じて スルスルと引き下ろすのである。短い廊下には洗面とトイレ、お風呂があり、洗濯機、掃除機もある。つまりは、ここで 自炊し、洗濯も掃除もするわけである。
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空港から乗ったタクシーの運転手さんに、ちょっと違う場所でおろされて、フランス語はおろか英語も出来ない人間が いきなりの迷子であったが、フランス人一家と新聞スタンドの人に助けてもらって、約束の時間ギリギリにアパート前に到着、無事に日本人スタッフと合流して、アパートメントの鍵をもらい、携帯電話(受信専用)も無料で借りることができた。いざとなれば日本人スタッフにSOSが出せる、1週間の「にわかパリっ子」生活のはじまりである・・・。
7冊のガイドブックを3回ずつ読んだ夫とは反対に、1冊のガイドブックをパラパラっとめくっただけの私・・・。その上 実は大学時代の第2外国語が実はフランス語であった、という夫・・・。ボンジュールとメルシーしか知らない、いつもフワフワなメマイ状態の私・・・。ハンデはあまりにも大きい・・・。なので、心の中で ひっそりと、「無事に帰国する」と「エッフェル塔の足元に行く」ということだけを 私なりの今回の旅の目標にしたのであった・・・。
・・・ま、夫の「第2外国語が実はフランス語」に関しては、「そういえば 思い出したんだけど・・・」という前置きがあっての告白だったのがうなづける程度の力、・・・でしたけどね・・・。
(つづく・・・)
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by hatake-garden | 2011-12-01 17:10 | 旅先のこと

いろんなことにありがとう〜シンガポール旅日記(7)最終回

シンガポールに来て南国のゆったりした雰囲気を満喫していましたが、その反面、せっかちさに驚くこともありました。ひとつはエスカレーターの速さ、もう一つは歩行者信号が赤になっちゃう速さであります。
エスカレーターの速さは 地下鉄を利用するたびに感じまして、後ろを振り向きながらおしゃべりなんかしてると 危うく転びそうになります。最近、動きが少々緩慢になってきたよ〜な自覚症状がある私は、乗るときと下りる時は・・・すっごく意識を集中させました。このエスカレーターの速さは、ショッピングセンターのビボ・シティの地上部分では緩和されていましたが、地下部分はやっぱり高速、「つんのめりそうだよ!」っとみんなでヒヤヒヤ。
そして、歩行者信号が変る速さもヒヤヒヤものでした。メイン通りは車線数が多くて 交通量も多いので 車でも右折禁止のところも多く、歩行者に割り当てられた時間などほんの少しなのでしょうか。青になりそうなところで意識を集中して、変った瞬間から足早に渡らないととても渡りきれません。小さな子ども連れやお年寄り、体が不自由な方はほんとにどうしているんでしょう。

そんなせっかちな歩行者信号をいくつか渡ると アラブ・ストリート界隈の色彩豊かな町並みが見えてきました。
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この日は私たちがシンガポールにいた中では一番暑い日で、少し汗が出る感じでしたが、あちこちの店の木陰に設えられた席では 白人観光客らしき人たちが のんびりお茶を飲んだり、タバコの葉に炭を載せて熱して出た煙をガラス瓶の中の水を通し吸う「水タバコ」を吸っていたりしています。
アラブ・ストリート界隈は シンガポール最大最古のイスラム教寺院サルタン・モスク(19世紀前半に建立され、1928年に再建)を中心にアラブ・ストリート、ブッソーラ・ストリート、カンダハール・ストリートなど いくつかの通りになっており、飲食系のお店の他にシルクや絨毯、雑貨、お土産屋など小さなお店が並んでいます。
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そのブッソーラ・ストリートで娘に涼しげなサマードレスを買い(↑写真の左下にちょこっと写ってるのです)、
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いろんなお店で細々した雑貨を前に母子でキャーキャー。こういうところでは 時間がいくらあっても足りません。へへへ。
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地味な通りに行きたがる夫を引っ張って あっちこっちでキャーキャーです。
そして、買い物を終えて一休みしていると コーランの大きな響きが聞こえてきました。サルタン・モスクはシンガポールに住むイスラム教徒の信仰の中心であり、1日5回の礼拝の時間にはコーランが街に響き渡るとのことで、その時間に居合わせられたことに感謝して静かに聴きました。

コーランを聴いた後、アラブ・ストリートに ほど近いラッフルズ病院からタクシーでオーチャード・ロードへ移動です。そこにそんな病院があるとは知らずに通りかかったラッフルズ病院は、とても近代的で 大きく立派な病院で、受付の上には大きなMRIの人体断層写真などが掲げられており、なんだかとってもすごそうでした。1階のフードコートも明るくとってもよさそうで、「今度シンガポールに来たら オレはここで食べる!」っと妙に興奮している夫でありました。・・・長いこと入院した経験あるから 病院にはうるさいのね・・・。

オーチャード・ロードは近代的なホテルやショッピング・センターが並ぶ、日本での銀座、というところでしょうか。シャネルやヴィトン、アルマーニ・・・、有名なブランドのショップがいっぱい。高島屋やイセタンもあります。
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背の高い街路樹からは色とりどりのキャンディーが下がり、ウィークデーにもかかわらず 現地の人、海外からの観光客など 多くの人でにぎわっています。
しかし、Wisma Atriaのスターバックスで紅茶をすすりながら一休みしましたが・・・、私のメマイもこの辺が限界となり、夫からの「引退勧告」。日本でもしょっちゅう食べてるサブウェイで遅いお昼を買ってホテルに戻ることになりました・・・。ほんとはローカルフード買いたかったんですけどね・・・、こじゃれた町では見つけられなかったんですね・・・。とほほ。

ホテルの部屋で 日本と同じ味のサブウェイのサンドイッチを家族で食べた後、夫と娘たちはリトル・インディアと 日本にもあるスーパー、カルフールに出かけていきました。海外に行くと 現地のスーパーで買い物するのが夫のお決まりのコースです。(・・・それのおかげで・・・出張先の中国で買ってきた・・・よくわからない感じのお菓子、のようなもので・・・家族がドン引きすることもありますけどね・・・。この日買ったインディカ米は 帰ってからカレーにしたらとってもおいしかったですよ。)

そして、夜中の出発に備えての荷造りが終わった頃には あたりはもう夕暮れ。
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「リトル・インディアではさ〜 大の大人のおじさんたちが大勢でさぁ〜、何してるのかと思ったら 街頭テレビで みんなで なんだか 恋愛ドラマみたいなのを観てたんだよ。それもすっごい真剣にさ〜。」娘たちの楽しいおしゃべりを聞きながら 夕飯を食べにボート・キーに出かけました。ウィークデーということでか 一昨日来た時より人通りが少なく、その分激しくなるのが「客引き」。生きたイセエビやカニを掲げながら次々に声をかけられます。
長身のすばらしい美女に声をかけられた夫は 今にもその店に入ろうとしましたが、「今日はあったかい汁そばが食べたい」っという女の子チーム(含、私)の要望に応えられるメニューがなく・・・、泣く泣くその先の日本語しゃべるお姉さんのお店へ。
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希望通りの温かい汁そばに焼いた海老、サテ、炒飯、などどれもとっても美味しい! 甘めの味がつけられた牛、ラム、鶏の串焼き「マレー風サテ」は甘口のピーナッツソースが添えられており、とってもおいしく「ラムは大丈夫ですか?」っと聞かれたラムも、すこぶるいいお味でした。ちなみに、焼いた海老・・・頼まなければ・・・安かったです・・・。
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ま、焼いた海老が高かろうが、川に面した素敵な席で 家族揃って すこぶる美味しいものをいただくこの幸せに 心から感謝です。

シンガポールでの最後の晩餐の後、名残惜しくてクラーク・キーをそぞろ歩き、初日にテレビで見たのと似た感じの かわいい中国獅子舞の操り人形を買い、名物のバンジージャンプ(金属の籠みたいなのに入って、一つは高いところから落ちるタイプ、もう一つは下から すっごい勢いで上に発射されるタイプ)を見物して、
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ホテルに戻ると・・・、

間もなく・・・、

夜中の2時45分起床!3時半にタクシーに乗り、4時にチャンギ国際空港着、ここでゆっくり手続きしつつ6時発の飛行機を待つ・・・はずが・・・、運転手さんが・・・ノースウエストとサウスウエストを間違って・・・全然違うターミナルに落とされ・・・真夜中なのでターミナルを結ぶスカイトレインも運転してなくって・・・もう大変でした・・・。
無料のシャトルバスがあるはずなのに バス停もなく・・・来る気配もなく・・・、市内に入るお客目当てのタクシーには「そんな近くにゃ行けないよ、どうしてもなら市内に行くのと同じ55ドルなら乗せるけど」と乗車拒否され・・・。
時間だけがどんどん過ぎていき・・・、
みんなの不安もどんどん増していき・・・、

でも、その時!
目の前にボロボロのタクシーが停まりまして、お客さんを下ろしました。後ろのブレーキランプあたりがグチャッとがつぶれた そのオンボロのタクシーに思い切って声をかけると、運転手のおじさんがわざわざ下りてきて、そのへんにいる作業員にもう一度シャトルバスの事を聞いてくれ、もうあまり時間がないとわかると メーターどおりの料金で乗せてくれました。別れ際に「無料のバスがあるんだから ほんとはこんな無駄遣いはしちゃダメだよ。」っと笑顔で言った運転手さんが神様に見えました。

そんなわけで、「帰りの空港で ゆっくりカヤトースト食べて、残りのドルでお土産選んで」っという行為はできず、ドルを使い切るために 有り金に見合ったお菓子をパッと買って、どうにか無事に機上の人となりました。(家族の中で夫だけは、金属探知機が鳴らなかったにも関わらず、靴まで脱がされて しつこく身体検査されてましたけどね・・・そんな目に合わないように わざわざ口ひげもそり落としてたのにね・・・やっぱり顔が濃いのがいけなかったんでしょね・・・お気の毒・・・。)
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帰りは行きより1時間短く、6時間ほどで成田です。
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成田が近づいた頃に そそくさとタートルのフリースを着込みました。
着地して ほっとしながら地面に降り立つと、日本はすっごく「冬」でした。「冬」から「夏」へ行った時以上に 体にこたえ、以前 同じ経験をした父から聞いたとおり、夜お布団に入ってから ガクガク震えがくるほどでした・・・。

移動が2日で 実質4泊3日のシンガポール旅行は無事に終わりました。
今、こうして振り返るシンガポールは その気候のように 心をも温かくしてくれます。

娘に賞くださってありがとう。
家族そろって旅できたことにありがとう。
シンガポールの親切や、美味しいや、楽しいや、かわいいや、めずらしいや、悲しいや、ちょっと失敗や・・・、いろんなものにありがとう。
メマイやらで足手まといになったけど、みんな優しくしてくれてありがとう。
旅の無事を祈ってくれた家族や友人、みんなにありがとう。
犬らの面倒みながら留守番してくれた姉や両親にありがとう。
犬らも いい子で留守番してくれてありがとう。
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by hatake-garden | 2009-01-27 15:33 | 旅先のこと

夢の楽園ラッフルズ・ホテルをのぞき見~シンガポール旅日記(6)

いよいよシンガポールで過ごす最後の1日のはじまりです。
到着した日はクリスマス仕様だったホテルも すっかり春節の飾りになっています。
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朝食抜きのすきっ腹を抱えてタクシーで 世界でも有数の、シンガポール一のホテルといわれるラッフルズ・ホテルに向かいます。
この日の運転手さんはまるでコメディアンのような気のいいおじさんで、英語に中国語やマレー語を混ぜた「シングリッシュ」でしゃべりまくります。「オレのうちは まるでラッフルズ・ホテルのような建物さ!!・・・なぁんちゃってね! へっへっへっ! オレたち、シンガポーリアンはあんな背のひく~い建物なんかにゃ住まないのさ。シンガポール人はみ~んな背のたか~い建物に住んでるんだよ。今度 遊びに来いよ!」
おじさんのおしゃべりで大笑いしていると あっというまにラッフルズ・ホテルにつきました。
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正面玄関に乗り付けて「観光だ」っと告げると、一般観光客が出入りを許されているラッフルズ・ホテル・アーケード方向を指し示されました。あれっ?でも、『地球の歩き方』にはロビーには入れるって書いてあったけど??アタシたち、ダメなの??みすぼらしいから??
っと思ったら・・・、後から着た身なりのいい白人夫婦も同じ扱い。あぁ、よかった。

指し示されたとおり進んでいくと、ほどなく有名ブランドや一流テーラー、宝石店が並ぶアーケードです。
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1887年に建てられたこのホテル、熱帯植物に彩られ、どこを切り取っても美しい絵画のようです。
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ノース・ブリッジ・ロードに面した優雅な空間。
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背の高いヤシの木に囲まれたコートヤードの気持ち良さそうなこと。
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おもしろい形の熱帯植物たちが白い壁とオレンジ色の屋根によく合います。
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タクシーの運転手さんが言っていたように 周りには高層ビルも迫っていますが、広い敷地に 豊かな庭園、ここではゆっくりと時間が流れています。
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3階のラッフルズ・ミュージアムでこの歴史あるホテルの歩みを堪能し、アーケード内の「ラッフルズ・ホテル・ショップ」で私はカヤジャム、夫はシンガポール・スリングなどのお土産を買い、1階、ビーチ・ロードに面したカフェ「アーテンズ・ベーカリー」で遅めの朝食です。この店は通りからも直接入ることができるカジュアルなカフェで、我が家にもピッタリ! 他のメンツも白人ファミリーや中華系ビジネスマンといったところです。朝食、昼食用のセットメニューのほか、デニッシュやケーキもあり、セルフサービスになっていて、注文したものができると こじゃれた作りのカウンターに取りに行きます。
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私が選んだのはもちろんここでもカヤトースト。バターとカヤジャムを自分で塗ってはさみます。卵は超半熟が2つ、それに紅茶をセットにして8.04シンガポールドル。日本円で523円ほど。

夢の楽園のようなラッフルズ・ホテルをあとにして、徒歩で移動です。
シンガポールの高層住宅でよく見かけたのは、竿に並べて窓から突き出された洗濯物。
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鮮やかな色の洗濯物が 万国旗のように はためいて なんだかとってもきれいです。

町の様子を楽しみながらしばらく歩くと 次はアラブ・ストリートです。
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by hatake-garden | 2009-01-25 11:36 | 旅先のこと

ツバメに感動、カニに感激〜シンガポール旅日記(5)

動物園からタクシーでMRTオーチャードロード駅に向かいます。高速道路から見る景色は、熱帯植物に彩られた豊かな自然、そこにゆったり建つ近代的な高層住宅、クリスタルのような先進的なビル群へと変化していきます。
中国のラジオをBGMに うっとりしながら車窓を見ていると・・・、高速道路を囲むように茂った熱帯の木々の上を たくさんのツバメが生き生きと飛び回っていました。
春になると日本に渡って来るツバメ、最初のツバメに会う日が、1年の中で大好きな日のひとつです。日本で子育てを終えると 秋に いつのまにかまた旅立って行くツバメたち、そのツバメたちは遠く海を越え マレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリアなどに行き 冬を過ごすと聞いていましたが、このマレー半島の先端、1月のシンガポールに 確かに 元気に ツバメはいました。大好きなツバメに思いもかけないところで出会え、また春になってわが町で今年のツバメに再会することが 今まで以上に楽しみになりました。

オーチャードロード駅からハーバーフロント駅までは地下鉄MRT、平日なので中国系ビジネスマンがいっぱいです。ビボ・シティ内のセントーサ・ステーションからセントーサ・エクスプレスというモノレールに乗り換えて いよいよセントーサ島です。
セントーサ島は1972年以来開発が続いている豊かな自然に恵まれたレジャーアイランドで、ホテルやアトラクション、マリンスポーツなどが楽しめます。ビボ・シティに一番近いエリアは今まさに開発している真っ最中、将来ウォーターフロント駅になる予定の場所でモノレールはいったん停止します。
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沖合いにはたくさんの船! 1800年代はじめに 東インド会社のスタンフォード・ラッフルズが見出し、イギリス植民地となって自由貿易港として栄え、今なお香港と取扱貨物量世界一を争うシンガポールです。
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終点のビーチ・ステーションについて、パラワン・ビーチで海をながめながら遅めの昼食を食べていると、スコールがきました! 前夜の天気予報で雨が降るとは言っていましたが、雨は雨でもすっごい量です。大きな屋根の下でも 雨はどんどん降りこみ、お皿を抱えて右往左往。折りたたみ傘なんて大した役にもたちません・・・。遠足で来ていた 現地の中学生たちも大変です・・・。
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2時間しっかり降った雨があがり、また青空が戻ってきました。
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つり橋を渡って「アジア大陸最南端」へ。
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白人のおじさんがつり橋を思いっきり揺らしてくれたおかげで・・・メマイでグラグラになり・・・、高い展望塔に登ったらもうヘロヘロ・・・。帰りはインド人っぽいおじさんが これまたつり橋をグラングランに揺らして・・・。男の人って どこの国でも ちょっとお子ちゃまね・・・と痛感しましたよ。

ビーチ・トラムというバスみたいな乗り物とモノレールを乗り継いでインビア・ステーションへ。ここには大きな大きなマーライオンがいます。
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このマーライオンは展望台になっているらしく、頭の上に人が見えます。「大人は休んでるから子どもだけで上っておいでよ。」っとお金を持たせて娘たちを行かせ、きれいな花や野生のリスを眺めながら夫婦でゆるゆるしていましたら、しばらくして 遠くの方から「おと~さ~ん、おか~さ~ん!!」っと聞き覚えのある声が・・・。
もう上がったのかとてっぺんの方を見ても よく見えません。・・・ん? 違う方から声がするぞ・・・??
ただエレベーターで上がるだけかと思ったら、入ってすぐが小さなシアターのようになっており・・・お化け屋敷系が大の苦手な娘たちが助けを求めていたのでありました・・・。最初に入り口で「大人か子どもか?」っと聞かれた時に 胸をはって「大人だ!」っと言いきった娘たち、結局 スタッフに笑われながら夫が救出に行き、三人で無事にてっぺんへ行くことができました・・・。

夕暮れでだんだんあたりが暗くなる頃、大急ぎで MRTハーバーフロント駅からクラーク・キー駅へ。
この日の夕飯は、Riverside Pointの「JUMBO SEAFOOD」。日本からインターネットで7時の予約をとっていまして、「7時から15分だけ予約状態にする」旨の返事をもらっていました。なのに駅に着いたのはもう7時! 最初にホームシックになって落ち込んだ娘1が「自分は今日のシーフードが最大の山場なんだよ!」っと俄然やる気を見せ 夫とともに走りました。
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走ったかいあって、川をのぞむ見晴らしのいい席で、ロブスターとドラゴンフルーツのサラダも、ヤリイカも、海鮮炒飯も・・・なんでもかんでもすっごく美味しい!
・・・が、一番の名物で 立派な形といい匂いで登場したチリ・クラブの・・・正しい食べ方がわかりません・・・。
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大きな鍋に入ったチリ・クラブ、そして殻を砕く道具1、カニの身をかきだす細い道具1を前に4人で苦笑い。まわりを見回すと、後ろのテーブルの10人ほどの中国語をしゃべる集団が ちょうど食べているところ。・・・ん? 食べてるのはそのうちの3人だけだ・・・その3人は もう手がべとべとだ・・・残る人たちは 全く食べようとしてないぞ・・・。向こうの、モデルさんのように美人で、背中がパックリ開いたドレス着ている白人女性2人組のところにもチリ・クラブ到着・・・でも、手をつけようとしないぞ・・・。
・・・ま、とにかく 好き勝手しちゃいましょう、っと大きなはさみ以外のところを とりわけ、おのおのべとべとになりながら食べました。いや、すっごく辛くて、すこぶる美味しかったです!! 大きなはさみは 夫が殻を砕き、身をほぐしてくれましたが・・・、ほんと大変。夫 超べとべと。フィンガーボールなんか無意味と 手を洗いに行きました。
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いっしょにパンを頼むといいと聞きかじったので そのようにしましたが、こんなパンの量では足りないほどの美味しいソースでした。今思えば・・・白いご飯山盛り頼めばよかった・・・。
夫のタイガービールとデザートまで入れて167ドルほど。日本円で1万円あまり。大満足しながらお店を出る頃に・・・ふっと先ほどのモデルさんのような美人2人組のテーブルに目をやると・・・ありゃりゃ・・・全く手付かずのチリ・クラブ・・・。

きれいなシンガポール川の夜景を楽しみながら 徒歩でホテルに帰ります。
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そして、夫とともに「このボート・キー、クラーク・キーから程近いホテルにして正解だったね!」と語り合いつつ・・・心の中で・・・「・・・あのチリ・クラブの運命やいかに・・・」と思うのでありました・・・。
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by hatake-garden | 2009-01-20 12:09 | 旅先のこと

ウータンと朝食を~シンガポール旅日記(4)

夜中まで腹痛だった娘2につきあって寝不足のまま2回目の朝をむかえました。娘の体調も回復! さぁ、ぼんやりはしていられません! 素早く身じたくを整え、タクシーに乗ってシンガポール動物園へ。
チャイナタウン駅そばのホテルから動物園までは車で30分ほど。月曜日の高速道路は 仕事に向かう人たちを荷台に乗せたトラックが目立ちます。今日のタクシーの運転手さんはとっても無口。ラジオから流れるのはアメリカンロック。乗ってるトヨタ車には なんと群馬の販売店のシールが貼ってある! ・・・だから、そんな話で会話したいのですが・・・力不足の私なのであります・・・。う~残念!

ハンサムで運転が上手で無口な運転手さんとバイバイして、さぁ!待望のシンガポール動物園です!! 
チケットを買ってゲートをくぐると 私たちを包み込むように「ホウホウ!」「ハオハオ!」っと大きな声が響きます。
「気分を盛り上げるために放送で流してるんじゃん」などと言いながら ふっと頭上を見上げると、
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「ひょぇっ! ホンモノじゃん!」
あっちやこっちでサルが鳴き、木から木へと活発に動いています。檻もない放し飼い、というよりも、彼らの住処に迷い込んだという状況に しばし呆然! 感動のあまり心が震えました。すばらしい!
私たちがサルを見て興奮するのと同じように サルの方も 朝早くのお客に興奮しているようです。
あっちやこっちのサルたちを きょろきょろ見ながらジャングル・ブレックファーストのレストランに急ぎます。

まるでジャングルの中のような、緑に囲まれた気持ちのいい屋外型レストランに予約順に用意された席、我が家は夫のがんばりのおかげで最前列、さっそく朝食バイキングです。
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飲茶に洋食、シンガポール名物のカヤトーストは 笑顔の素敵なおじさんが目の前で焼いてくれます。そしてフルーツの美味しいこと! すばらしいロケーションに 会話も食事もはずみます。
っと、そこへ・・・
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オラウータンたちの登場です!
「オラウータンと食事」と聞いて、「それってオラウータンの展示場を囲んでの食事ってこと?」「あぁ、オラウータンが抱っこされて登場して しばらくいっしょにいるのね」っと思っていた私は もうびっくり! 彼らは 木々やツルなどをつたって 自分たちの居住スペースから自らやってきたのです。 道路も、上空に張ってあるツルをつたって渡ります。
そして、私たちのテーブルのすぐそばに設えられたスペースに集まり、係の人の紹介のあと、オラウータンもフルーツの朝食です!
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親子の仲むつまじい姿は 見ているだけで幸せな気持ちに。
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時に、ポーズをとってくれているのか、すっくと立ち上がったりしてお茶目なオラウータン。
小さな小さなサルもやってきました。黒くて小さくってかわいくって、うちのブッチクンみたい!
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希望者は順番にオラウータンと写真撮影もでき、カメラマンが撮った写真を買うこともできます。

私たちがすっかりオラウータンのとりことなってしまった頃、オラウータンは また自らツルや木々をつたって 帰っていきました。最後の一人だけは 係の人に甘えるように抱っこをせがみ、抱っこで帰っていきました。へへへ。・・・ますますオラウータンにメロメロです。

シンガポール動物園は 28ヘクタール、上野動物園の2倍ほどの広大な敷地で 約300種2500頭もの動物(そのうち16% は絶滅危惧種)を「オープン・ズーコンセプト」、つまり、昔風の檻の中とは違い植物や堀などを利用し できるだけ自然に近い環境で飼育している動物園です。・・・ということで、抜群にすばらしい環境で かつ広い!!! 本気で歩くと・・・本気で疲れます・・・。だから みんなトラムというバスみたいな乗り物に乗ります。
・・・でも、今日は午後からセントーサ島に行くので、地図を見ながら ショートカットで ここぞというところを狙い撃ちです・・・。

世界4大珍獣の1つ、コビトカバ。・・・動物好きの私、感動・・・。
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そのコビトカバが水中を泳いでいるところ!!!・・・さらに感動する私・・・。
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ちなみに世界4大珍獣とは、このコビトカバの他に オカピ、ボンゴ、ジャイアントパンダ だそうで、上野動物園ではそのすべてを飼育しているそうで(パンダは死んじゃいましたね・・・)、オカピはわが町のズーラシア動物園でも飼育されております。・・・すばらしい!
園内ではあちこちで小さなプログラムを行っており、シロクマはちょうど朝食の時間。水中で大きなスイカをもらってワシワシ食べたら、次は 水中に放された大きな魚を 必死にもぐって捕まえます。
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けっこう頑張って、やっと捕まえた大きな魚を 見せびらかす姿のかわいいこと!
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テングザルのスペースでは 「英語はちょっとだけ」という私たちに合わせて わかりやすくゆっくり解説してくれました。3問出たクイズのうち2問を当てて、家族に誉められた私!(最後の1問は 夫に譲ってあげて・・・夫、はずしましたよ・・・)最後には係の方にも「あのレディは特にすばらしかったわ!」っと誉めてもらって テングになりました! クイズ当てたのもすごいけど、クイズを聞き取れたのもすごいでしょ!っと 自分で自分を誉めました。・・・中学から大学卒業までの10年間の苦手だった英語の勉強が25年たってやっと役に立ちましたよ・・・。勉強は やっぱり大切ですね・・・。うむ。
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1ファミリー5ドルでカンガルーにごはんをあげることもでき、その大きな目と 食いしん坊な様子に コルチャンを重ねて ウルッとなり、
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園内の トロピカルな植物を愛でつつ、「あぁ、これによく似たのが、うちのそばの園芸店で2万円で売ってたよ~」などなど妙に現実的なことを思いつつ、
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気持ち良さそうに寝ているホワイトタイガーに 猫のちびを重ね、
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目の前でまどろむライオンにも ちびを重ね、
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かわいい寝顔のシロサイになごんで、
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後ろ髪引かれまくりながら 動物園をあとにしました。

あぁ、また来る、絶対に・・・。

その時は すみからすみまで楽しみたい!!
ゾウにも乗りたかったし、マナティにも会いたかったよぉ~~。(←ほとんど絶叫・・・。)
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by hatake-garden | 2009-01-19 16:30 | 旅先のこと

夢は夜開く~シンガポール旅日記(3)

ホテルのベッドで泥のように眠っていた娘1が目を覚ました頃、チャイナタウンに出かけていた夫と娘2が帰ってきました。
朝のテレビで見た中国獅子のハンドパペットのような キラキラしたかわいい物がたくさんありそうなチャイナタウン、『地球の歩き方』にも中華グッズや食品、骨董品、衣料品の他、ハンコ彫りや絵付けなどの実演販売もあって楽しさ満載!と書いてあるので、どんなだったか様子を聞くのを楽しみにしていたら・・・娘2の様子が変。「もう、心の病気になりそうだ・・・」としばらく口もききません・・・。ホテルから近いので後でまた行こうと思っていたら、「もう絶対行きたくない・・・」っと厳しい顔。「細かい話は今したくないけど、とにかく辛かった。人権問題だよ。」

後の夫の話によると、チャイナタウンに向かう途中、手足のない物乞いがいたそうです。その様子に娘2は大きな衝撃を受け ひどく傷ついた、それを配慮しないで、満員の通勤電車の中をかきわけて歩くような状態のチャイナタウンを 自分のペースで連れまわしてしまった、とのこと。娘2は、シンガポールのきれいなところだけを見て通り過ぎてしまうのとは違う経験をしたようでした。


屋台で買った中華蒸しパンを食べて気分を入れ替え、夕暮れ時、タクシースタンドからタクシーに乗り マーライオン・パークへ。
シンガポールの車は トヨタ車が多く、日産、ホンダもたくさんいます。タクシーもたくさん走っていますが、道路の端に引かれた線の種類によって、タクシーの乗り降りができるところ、できないところにわかれているので タクシースタンドで待つのが簡単で確実な方法です。
MRTに乗るのと違って、タクシーは運転手さんと会話する楽しさがあります。最初は「これって何語?」っというくらい、中国語にも英語にも聞こえなかったのですが、3回ほど同じ事を繰り返してもらうと だんだん英単語が聞き取れてきました。これが噂に聞いた 英語に中国語やマレー語を混ぜた「シングリッシュ」というもののようです。全部がわからなくても一部の単語がわかると 案外通じるし、冗談もわかって笑い合えたり。シンガポールでお世話になった運転手さんはどの人も陽気で親切で そんなことがシンガポールの印象をいっそう素敵にしたのは間違いないことです。

以前は 口から噴出す水が出なくなったりして 有名なわりに見ると残念な「世界三大がっかり」のひとつとされていたマーライオン(あとの二つは何でしょう? 答えは一番下へ)、「だからオレは行かないぜ」っという夫を説き伏せ 出かけることにしたわけですが、2002年に移転、整備されたマーライオン・パークは とてもきれいで、「シンガポールに来たら やっぱりマーライオン見なくっちゃねっ!」っと納得できるすばらしさでした。
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勢いよく水を噴出す大きなマーライオンと背中合わせのミニマーライオン、こちらはチョボチョボチョボっと 水道の蛇口をひねった程度のかわいさで水を出しています。
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あたりはすっかり暗くなり、エスブラネード・シアター(シアター&コンサートホールなどの文化複合施設)をはじめとするシティ・ホール、マリーナ・エリアの夜景がきれいに浮かびあがり、半袖姿で暑くも寒くもなく、蚊にもさされないシンガポールの夜は最高に気持ちいい!
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マーライオン・パークからシンガポール川に沿って西へ行くと、ダイニングエリアとして大人気のボート・キー、レストランはもちろんライブスポットやクラブでにぎわうクラーク・キーと続きます。
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こういう時間にこういう場所を楽しめるのは子どもたちが大きくなったからだね、と夫としみじみ。

この日の夕食はボート・キーの中華料理「金徳來中華拉面」、川沿いのテーブル席を選びました。
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このお店は 呼び込みも料理を運ぶのもほとんどみんな男性、後で考えると それは案外めずらしいタイプだったのかもしれません。
頼んだ6種類のお料理はどれもとってもおいしく、家族4人 おなかいっぱい食べて、夫のお酒も入れて、97.5ドル 日本円で6350円、大満足の内容です! 美しい夜景を楽しみながら 川からの心地よい風を受けて 外で食べる食事のなんと贅沢で幸せなこと。
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娘2が昼間に会ったチャイナタウンの物乞いのこと、戦時中に日本軍がシンガポールを占領して虐殺をしたこと、そんなことを思い、今の時間に感謝しつつ、シンガポールの2日目の夜は暮れていきました。


※「世界三大がっかり」の残りの2つは・・・コペンハーゲンの人魚姫、ブリュッセルの小便小僧・・・だそうです。
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by hatake-garden | 2009-01-17 12:12 | 旅先のこと

インドのようなシンガポールでホームシック~シンガポール旅日記(2)

シンガポールは北半球の南端、ほぼ赤道上に位置しています。日本との時差は1時間。前夜遅くの到着で睡眠不足にもかかわらず、日本時間の朝6時、シンガポールの5時にはいつもどおりに目がさめてしまう悲しい習性・・・、結局眠れず 8時まで粘って起床しました。テレビではNHKも観られます。現地番組のチャンネルでは 高校生参加型の「スター誕生」のようなものがやっており、昔大人気だったチェッカーズや、「Romanticが止まらない」がヒットしたC-C-Bによく似た感じの高校生バンドが元気に歌っているところでした。なんだか明るく健康的です。 エンディングでは ジャニーズのいろんな方々によく似た感じの男の子3人組が歌い踊っておりました。その途中で出てきた中国の獅子舞を模したハンドパペットのかわいいこと! 「お母さんはこのお獅子を見つけたら絶対買って帰る!」っと同室の娘2に宣言。

別室の夫と娘1を起こして 朝食はちょっと贅沢して一人25ドルのホテルのバイキングです。円高のおかげで 今現在シンガポールドルでは1ドル65円ほど、日本円で1625円くらいで 洋食系、中華系、マレー系、インド系料理のほかサラダやフルーツなどが食べ放題です。
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「朝からそんなに食べられないよ」と言いつつあらゆる種類に果敢にチャレンジ。どの料理もとても美味しいものでした。お箸もあるので パクパクと食が進みます。

この日の夫の課題は「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約をとる、テレフォンカードを購入して日本に電話をかける、地下鉄MRTに乗る、名物カヤトーストを食べる」とのことで、朝食の後 さっそくホテルのコンシェルジュのところへ。あまり得意ではない英語を駆使して 「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約依頼」を、「たぶん通じた、と思う」状態でなんとか終了。満腹のお腹をさすりつつ 地下鉄MRTチャイナタウン駅に向かいます。

ホテルを出るとほどなくチャイナタウンのお正月、春節の豪華な飾りが見えてきます。
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青々した葉っぱとたわわに実ったみかん、それに 今年の干支、私の干支でもある丑がモチーフで、これは その後、いろいろなところで見ることができました。
駅までの道には 屋台形式の食べ物屋や果物屋が並んでいます。
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春節の飾りのモチーフになっていた 葉っぱのついたみかんも 山盛りになって売られています。その他にドラゴンフルーツやドリアンなど南国の果物もいっぱいです。
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ちなみに この「すごい臭い」で有名なドリアンについては、地下鉄MRT利用上の禁止事項の中で「持ち込み禁止」となっているそうです。その他「車内や駅構内をブラブラ歩き回る」「切符を折り曲げたり はじいて音をたてたりする」ことなども禁止だそうです。・・・なんかすごく細かい感じ・・・。

この日の夫の課題の2つ目を達成すべく、セブンイレブンでテレフォンカードを5ドル×2枚買いました。日本と同じロゴマークのセブンイレブンですが、真ん中の細い通路をはさんで両側に飲み物やスナック菓子、衛生用品がぎっしり並んでいる「うなぎの寝床型」のとても小さなお店で、空港にあった大きいお店以外は このタイプが多いようです。公衆電話からさっそく日本に電話をかけました。

さて、3つ目の課題「地下鉄MRT乗車」では 切符を買うのに一苦労。まずはまわりの人のやり方を見ようと思ったら、見本にしていた人の券売機がいきなり「故障中」になり、別の人を見ることにしたら これまた10ドル札が使えずトラブっています。「・・・どうも10ドル札は使えないらしい」ということで、娘2に命じて窓口で両替させ、小さいお金でチャレンジ、やっと買うことができました。のちに、他の券売機では10ドル札も使えましたが・・・。
MRTの切符は名刺大の硬いカードで、確かに はじいたら大きな音が出そう。そして、この切符には1ドルのデポジットがついています。そのデポジット分は下車駅で ふたたび券売機を操作すれば返ってくるのですが、これがいちいちめんどくさい・・・。お金を貯めておいて何度も使えるSuica式切符もあるのですが カード代の5ドルが返金不可とかで、数日間のみの使用には向かないようです。

やっと買えた硬い切符を日本のSuicaやPASMOと同じようにタッチして改札を抜けると、ホームには不思議なくらい電車の気配がありません。よく見ると、ホームの両側は壁になっており、ところどころにあるドアは電車がホームに停まるまで開かないシステム。これなら転落や接触事故もなく、なんとすばらしい!! 
日曜日のMRT車内は人がちらほら立つ程度の空き具合ですが、「あれれ? 私たちはインドに来たんだっけ?」というほど、乗客のほとんどがインド人ファミリーでした。「沿線にリトル・インディアがあるからかな」と夫。シンガポールはその75パーセントが中華系、次に多いのが14パーセントのマレー系、インド系は8.5パーセントなので、この日のこの時間のこの車内はインド指数が異常に高かったようです。
民族も多様で、仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教など宗教も多様なシンガポールでは 人々に不用意にカメラを向けてはいけないと『地球の歩き方』にも書いてあったのでMRTではカメラをしまっておきました。

終点ハーバーフロント駅には本日の第一目的地、2006年にオープンしたショッピング・センターのビボ・シティがあります。 ここは人気スポットのようで、お店の感じも混み具合も 「日曜日のららぽーと」そっくりです。
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シンガポールの日常生活を観察しつつ優雅にお店を散策していると、なんと突然夫愛用のサンダルが壊れてしまい、我が家も一気に「日常の買い物」と化し、あっちこっちの靴屋やスポーツ系のお店を物色、値段や履き心地を検討、と相成りました・・・。
やっと納得のいくサンダルを見つけ、お昼を食べにフードコートにある「TOAST BOX」へ。ここで夫念願のシンガポール名物「カヤトースト」を食べました。
カヤトーストというのは、薄切りのパン、ちょうどサンドイッチ用のパンみたいなものをカリッと焼き、そこへ 卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ、砂糖を煮詰めて作られた「カヤジャム」を塗り、かつ、2,3ミリにスライスしたバターをはさんだもので、目の前で手際よく作ってくれます。バターのしっかりした厚さから 見た目はまるで「チーズサンド」であります。私はこれに コピ(コーヒー)をつけましたが、これは練乳入りのあま~い物です。シンガポールの飲み物は 基本的に何でも甘くなっており、緑茶も例外ではありません。
はじめてのカヤトーストは、くせのないカヤジャムの甘さと バターの塩気が カリッとした軽いパンによく合い、非常に美味しく、たいへん気に入りました! 飲み物の甘さに圧倒され、バターの罪深さにおののいて1つしか頼みませんでしたが、・・・許されるなら もっといっぱい食べたかった! カヤトーストだけでお腹いっぱいになりたかった!

さて、お昼も食べて 次の目的地セントーサ島へ行こうというところで・・・、私の持病のメマイが出始め、「食欲がないよ」とフードコートでカヤトーストを食べなかった娘1の口数も少なくなっておりました・・・。娘1、異国の空気に呑まれて軽いホームシックであります。・・・たとえ今 家に帰ってもみんなシンガポールなのにね・・・。
結局 無理せずセントーサ島は明日に回し、いったんホテルに戻ることにしました。臨機応変にできるところは 小さな国の足回りのよさと フリー旅行のおかげでありますが、軟弱な私でごめんね・・・というところです・・・。

再び まるでインドのようなMRTに身をゆだね、ホテルに戻ると 「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約が無事とれた」旨の手紙が置いてありました。
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by hatake-garden | 2009-01-16 15:29 | 旅先のこと

4966歩で冬から夏へ~シンガポール旅日記(1)

娘たちがまだまだ小さくて 双子の育児に追われていた頃、「子どもたちが物事がわかるようになって、部活やらで忙しくなる前、そうだね、小学校卒業の頃に1度だけでも家族で海外旅行に行ってみたいね」と 夫婦で話していました。しかしその後 夫が大病となり、目くるめく数年間に忙殺されて 気が付けば娘たちもすっかり大きくなり、部活やら受験やらで「家族そろっての海外旅行」は霧のかなたの存在になっていました。・・・その我が家が この冬休みにシンガポールへ家族旅行に行ってきました。

ことの発端は1年ほど前、ことあるごとに「みんなで海外旅行に行ってみたいよぉ」と言っていた娘2が、航空券が賞品になっているイラストのコンクールの記事を新聞で見つけ、いそいそとイラストを描いて応募したのが、去年の冬、高校の前期入試に合格した頃のことです。
とてもいい絵だなっと感心していたら、驚いたことに それが1等賞をいただけて、アジアへのペア往復航空券がいただけて、「家族全員で海外旅行に行きたい」という娘の夢実現のために航空会社との交渉や調整などで夫もずいぶん頑張って、で、家族でシンガポールへ行くことになったのでありました。いや~、ご褒美でいただいた往復の航空券で自分の都合のいい日程で旅行をするということが そんなに大変だとは思いませんで、ましてや その同じ日程で 家族も自費で旅行するっということも とってもとっても大変なことでして、・・・夫、がんばりました。
だから、飛行機が死ぬほど嫌いで 体力もないメマイで軟弱な私も、みんなといっしょに旅するべく、ずいぶん前から 毎日のスロー筋トレと30分以上の自転車こぎで鍛えておりました。・・・飛行機のことは・・・「直前まで考えない」でその時が来たら「無になる」作戦で何とか乗り切ろうと自分に言い聞かせました。

こうして、まだまだお正月気分真っ只中の1月4日午前1時すぎ、いつも小さな畑の庭でノボついている私が、家族4人でシンガポールのチャンギ国際空港に降り立ったのであります。
1月3日の午前中、自宅で万歩計のカウンターを0に合わせまして、バスと私鉄と1時間半の成田エクスプレスと7時間のノースウエスト航空機を乗り継いで、所要歩数わずか4966歩でシンガポールに入国です。

宙に浮かんだ窮屈なエコノミークラスの座席から解放されて わくわくしながら深夜のチャンギ国際空港に降り立つと・・・、そこはまさに「夏」でした。タートルのフリースもダウンジャケットもカバンに押し込み、ATMで少々現金化した後、タクシーを手配です。
真夜中のリムジンタクシーカウンターを元気に切り盛りしていたのはインド人のおばちゃん二人組、到着した外国人を前に電話したり指示とばしたりのキビキビした仕事ぶりで タクシー乗り場に来るタクシーに 人数や荷物に応じてお客を振り分けていきます。
さて 我が家、夫は小さい方のタクシーを頼んだのですが、おばちゃんに「人間が4人もいるし トランク3個もあるからおっきいタクシーの方じゃなきゃ無理!」っとつっぱねられ、結局ちょっと割高な大きいワンボックスに乗り込みました。
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深夜の高速から見るシンガポールは クリスタルのような透明感があり、それでいて力強く確かな手ごたえで、美しく光り輝いていました。近代的な高層ビルの中に、その数以上のクレーン、真夜中にもかかわらず 多くの人々が新しいビルの建築現場で働いています。日本では企業の派遣切りで暗いニュースの続いている年末年始でしたが、この、琵琶湖ほどの小さな国シンガポールは 建設ラッシュで活気にあふれています。でも、アメリカから発生した金融危機の影響が、もしかしたら、いや、確実にここシンガポールにも表れるだろう、と夫が隣で小さく言いました。

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今回の旅の間じゅうお世話になるFURAMA CITY CENTRE HOTELは空港から車で20分ほど、地下鉄MRTチャイナタウン駅そばにあります。少々小ぶりな正面玄関にタクシーが着くと、すばやくボーイさんが二人飛んできて、ドアを開けてくれ、荷物も運んでくれて、私たちはあっという間にすっかり「お客さん」になりました。
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ロビーにはまだキラキラとしたクリスマスツリー。金色の飾りに映る半そで姿の私・・・。
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シンガポールは人口の75パーセントが中華系ということで、旧暦のお正月、春節は1月26日。日本のお正月にあたる今の時期はまだクリスマス飾りなんだそうです。
夫の立てた旅行プランを見て、途中で予算削減を命じてお願いして ホテルのグレードを落としてもらいましたが、いや、ど~して、なかなかいいホテル。ロビーもカフェ&レストランも落ち着いた気持ちのいい空間です。娘たちと華やいでいる私に「もっと落とせるけどね」っと夫、いや、ありがとう、贅沢させてもらいました。

寒い冬の日本から、日本の真夏ほどは暑くない心地よいシンガポールの夜にワープし、ほっとしつつ午前3時にベッドに入り、移動だけの1日目が終わりました。
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by hatake-garden | 2009-01-13 16:21 | 旅先のこと