パリに来て5日目の朝も 3時15分には目覚めていた。4時半まで粘って 起床。
朝食は クロワッサン、ショコラデニッシュ、キッシュ・ド・ロレーヌの残り(1ホール買ったので まだあった!)、サラダ、洋ナシ、コーヒー、そして「フランス行ったら 卵買って オムレツ作りたい!」と言っていた夫の夢がかなってオムレツ。もちろん 夫作。 卵3つ使ったら、ひとつは双子。チーズも発酵バターも入ってて とっても美味しかった! 夫がお土産用のチーズやバターを買いにモノプリに行っている間に 私は掃除。 10時にアパートメントを出て、メトロ2番でポルト ドーフィヌ駅からシャルル ド ゴール エトワール駅へ。 フランスに到着した日、私たちは 空港の観光案内所でパリ・ミュージアム・パス2日用を購入していた。この券を持っていれば、連続した2日間のうちなら、入場券売り場に並ぶことなく、パリやパリ近郊の美術館、宮殿などに入れる。2日用パスは 一人分35ユーロである。今日と明日はこのパスを使うのである。 で、さっそく、シャルル ド ゴール エトワール駅から凱旋門の足元へ。 凱旋門は、周りをぐるっと道路に囲まれていて、かつ その道路は かなりな交通量である。先日 遠くから見た時に、「凱旋門の足元までは いったいどうやって行くのよ・・・?」っと思ったのだが、メトロを降りると、すぐそばに専用の地下道があり、そこを通ると凱旋門の足元に行ける。 1920年には、第一次世界大戦の身元不明戦死者の一人が、150万人を超える戦死した兵士の代表として凱旋門直下に葬られ、今でもいろいろなセレモニーが行われているそうである。 ミュージアムパスを使って、歩いて凱旋門を登る。ぐるぐるの螺旋階段は 思ったよりもきつい・・・。 シャルル ド ゴール エトワール駅からメトロ1番と12番を乗り継いでソルフェリーノ駅へ。 中学時代大好きだったルノアールがこの目で観ることのできる感動。「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、筆の跡が時代を超えて、画家が生きていた実感を伝えてくる。ゴッホも画集で観るより優しく繊細に感じた。「自画像」も、思っていたより ずっとやさしい印象だった。モネの「日傘の女」、すごくよかった。やさしく 明るく でも、軽くはない。あたたかい絵。ドガもすばらしかった・・・。 絵や彫刻など、芸術家の作品に触れる時、その作品の構図や色やその他もろもろの芸術性の事柄よりも、その作品のむこうに その芸術家の生きた感じ、息づかいのような、心のような、そういう、目にははっきりと見えない何かを感じられた時に 心に何かがグッと入ってくる。それは、時には その作品に向き合っている芸術家の視点だったり、時には 作品はこちらに背を向けて 作品に集中している芸術家の姿のようなものだったり、そういう空気が 感じられる瞬間が 迫ってくることがある。言葉に うまく言えないのだが、オルセー美術館でも そんな瞬間をいくつか持つことができた。その時感じた心の中の温度の変化が、帰国した今も じわっとよみがえる。 ・・・オルセー美術館は ほんとうに素晴らしかった。 オルセー美術館の余韻に浸りながら、美術館前のお店で クレープ(ガレット)をテイクアウト。美術館の外階段に腰かけて食べる。夫は 卵とチーズとハムのガレットにビール。私は シャンピニオン(きのこ)とチーズのガレットにホットチョコレート。このガレットが美味しかった! パリでもう一度だけ 好きなもの食べられるなら、私はこの時食べたガレットだ。 焼き栗を食べながら、セーヌ川を渡り、ルーヴル美術館へ向かう。 (つづく・・・)
by hatake-garden
| 2011-12-14 20:23
| 旅先のこと
|
カテゴリ
以前の記事
ブログパーツ
検索
お気に入りブログ
印刷屋さんで働く双子ちゃ... ごく身近な風景&映画メモ メダカの学校 ミケの「畑へ行こう!」 大きな楡のテーブル ちっぽけ水槽と大人の童話 中国歴史小説と幻想的な恋の話 市民農園奮闘記 しげちゃんです 農のいろは塾 ≒ 行った... ちっぽけ花と雑草食 NY生活記録 Marianaさんは、大忙し! **fukuの日記** ... お気に入りの散歩道 ぬるぅい畑生活 写真音痴の観撮日記 平凡が一番しあわせ 里山ガーデン イギリスの庭から トトコの卵! ~馬瀬か... やや晴耕雨読な日々 ヨコハマさわやか生活 shu-ka日和 庭 野 花 *niwan... マギーままの台所便り ハイロッシ ビーズ・フェルト刺繍Pi... mariaん家の庭 君の笑顔に逢いたい チドルばぁばの家庭菜園日... その他のジャンル
ブログジャンル
画像一覧
|
ファン申請 |
||