いろんなことにありがとう〜シンガポール旅日記(7)最終回

シンガポールに来て南国のゆったりした雰囲気を満喫していましたが、その反面、せっかちさに驚くこともありました。ひとつはエスカレーターの速さ、もう一つは歩行者信号が赤になっちゃう速さであります。
エスカレーターの速さは 地下鉄を利用するたびに感じまして、後ろを振り向きながらおしゃべりなんかしてると 危うく転びそうになります。最近、動きが少々緩慢になってきたよ〜な自覚症状がある私は、乗るときと下りる時は・・・すっごく意識を集中させました。このエスカレーターの速さは、ショッピングセンターのビボ・シティの地上部分では緩和されていましたが、地下部分はやっぱり高速、「つんのめりそうだよ!」っとみんなでヒヤヒヤ。
そして、歩行者信号が変る速さもヒヤヒヤものでした。メイン通りは車線数が多くて 交通量も多いので 車でも右折禁止のところも多く、歩行者に割り当てられた時間などほんの少しなのでしょうか。青になりそうなところで意識を集中して、変った瞬間から足早に渡らないととても渡りきれません。小さな子ども連れやお年寄り、体が不自由な方はほんとにどうしているんでしょう。

そんなせっかちな歩行者信号をいくつか渡ると アラブ・ストリート界隈の色彩豊かな町並みが見えてきました。
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この日は私たちがシンガポールにいた中では一番暑い日で、少し汗が出る感じでしたが、あちこちの店の木陰に設えられた席では 白人観光客らしき人たちが のんびりお茶を飲んだり、タバコの葉に炭を載せて熱して出た煙をガラス瓶の中の水を通し吸う「水タバコ」を吸っていたりしています。
アラブ・ストリート界隈は シンガポール最大最古のイスラム教寺院サルタン・モスク(19世紀前半に建立され、1928年に再建)を中心にアラブ・ストリート、ブッソーラ・ストリート、カンダハール・ストリートなど いくつかの通りになっており、飲食系のお店の他にシルクや絨毯、雑貨、お土産屋など小さなお店が並んでいます。
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そのブッソーラ・ストリートで娘に涼しげなサマードレスを買い(↑写真の左下にちょこっと写ってるのです)、
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いろんなお店で細々した雑貨を前に母子でキャーキャー。こういうところでは 時間がいくらあっても足りません。へへへ。
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地味な通りに行きたがる夫を引っ張って あっちこっちでキャーキャーです。
そして、買い物を終えて一休みしていると コーランの大きな響きが聞こえてきました。サルタン・モスクはシンガポールに住むイスラム教徒の信仰の中心であり、1日5回の礼拝の時間にはコーランが街に響き渡るとのことで、その時間に居合わせられたことに感謝して静かに聴きました。

コーランを聴いた後、アラブ・ストリートに ほど近いラッフルズ病院からタクシーでオーチャード・ロードへ移動です。そこにそんな病院があるとは知らずに通りかかったラッフルズ病院は、とても近代的で 大きく立派な病院で、受付の上には大きなMRIの人体断層写真などが掲げられており、なんだかとってもすごそうでした。1階のフードコートも明るくとってもよさそうで、「今度シンガポールに来たら オレはここで食べる!」っと妙に興奮している夫でありました。・・・長いこと入院した経験あるから 病院にはうるさいのね・・・。

オーチャード・ロードは近代的なホテルやショッピング・センターが並ぶ、日本での銀座、というところでしょうか。シャネルやヴィトン、アルマーニ・・・、有名なブランドのショップがいっぱい。高島屋やイセタンもあります。
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背の高い街路樹からは色とりどりのキャンディーが下がり、ウィークデーにもかかわらず 現地の人、海外からの観光客など 多くの人でにぎわっています。
しかし、Wisma Atriaのスターバックスで紅茶をすすりながら一休みしましたが・・・、私のメマイもこの辺が限界となり、夫からの「引退勧告」。日本でもしょっちゅう食べてるサブウェイで遅いお昼を買ってホテルに戻ることになりました・・・。ほんとはローカルフード買いたかったんですけどね・・・、こじゃれた町では見つけられなかったんですね・・・。とほほ。

ホテルの部屋で 日本と同じ味のサブウェイのサンドイッチを家族で食べた後、夫と娘たちはリトル・インディアと 日本にもあるスーパー、カルフールに出かけていきました。海外に行くと 現地のスーパーで買い物するのが夫のお決まりのコースです。(・・・それのおかげで・・・出張先の中国で買ってきた・・・よくわからない感じのお菓子、のようなもので・・・家族がドン引きすることもありますけどね・・・。この日買ったインディカ米は 帰ってからカレーにしたらとってもおいしかったですよ。)

そして、夜中の出発に備えての荷造りが終わった頃には あたりはもう夕暮れ。
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「リトル・インディアではさ〜 大の大人のおじさんたちが大勢でさぁ〜、何してるのかと思ったら 街頭テレビで みんなで なんだか 恋愛ドラマみたいなのを観てたんだよ。それもすっごい真剣にさ〜。」娘たちの楽しいおしゃべりを聞きながら 夕飯を食べにボート・キーに出かけました。ウィークデーということでか 一昨日来た時より人通りが少なく、その分激しくなるのが「客引き」。生きたイセエビやカニを掲げながら次々に声をかけられます。
長身のすばらしい美女に声をかけられた夫は 今にもその店に入ろうとしましたが、「今日はあったかい汁そばが食べたい」っという女の子チーム(含、私)の要望に応えられるメニューがなく・・・、泣く泣くその先の日本語しゃべるお姉さんのお店へ。
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希望通りの温かい汁そばに焼いた海老、サテ、炒飯、などどれもとっても美味しい! 甘めの味がつけられた牛、ラム、鶏の串焼き「マレー風サテ」は甘口のピーナッツソースが添えられており、とってもおいしく「ラムは大丈夫ですか?」っと聞かれたラムも、すこぶるいいお味でした。ちなみに、焼いた海老・・・頼まなければ・・・安かったです・・・。
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ま、焼いた海老が高かろうが、川に面した素敵な席で 家族揃って すこぶる美味しいものをいただくこの幸せに 心から感謝です。

シンガポールでの最後の晩餐の後、名残惜しくてクラーク・キーをそぞろ歩き、初日にテレビで見たのと似た感じの かわいい中国獅子舞の操り人形を買い、名物のバンジージャンプ(金属の籠みたいなのに入って、一つは高いところから落ちるタイプ、もう一つは下から すっごい勢いで上に発射されるタイプ)を見物して、
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ホテルに戻ると・・・、

間もなく・・・、

夜中の2時45分起床!3時半にタクシーに乗り、4時にチャンギ国際空港着、ここでゆっくり手続きしつつ6時発の飛行機を待つ・・・はずが・・・、運転手さんが・・・ノースウエストとサウスウエストを間違って・・・全然違うターミナルに落とされ・・・真夜中なのでターミナルを結ぶスカイトレインも運転してなくって・・・もう大変でした・・・。
無料のシャトルバスがあるはずなのに バス停もなく・・・来る気配もなく・・・、市内に入るお客目当てのタクシーには「そんな近くにゃ行けないよ、どうしてもなら市内に行くのと同じ55ドルなら乗せるけど」と乗車拒否され・・・。
時間だけがどんどん過ぎていき・・・、
みんなの不安もどんどん増していき・・・、

でも、その時!
目の前にボロボロのタクシーが停まりまして、お客さんを下ろしました。後ろのブレーキランプあたりがグチャッとがつぶれた そのオンボロのタクシーに思い切って声をかけると、運転手のおじさんがわざわざ下りてきて、そのへんにいる作業員にもう一度シャトルバスの事を聞いてくれ、もうあまり時間がないとわかると メーターどおりの料金で乗せてくれました。別れ際に「無料のバスがあるんだから ほんとはこんな無駄遣いはしちゃダメだよ。」っと笑顔で言った運転手さんが神様に見えました。

そんなわけで、「帰りの空港で ゆっくりカヤトースト食べて、残りのドルでお土産選んで」っという行為はできず、ドルを使い切るために 有り金に見合ったお菓子をパッと買って、どうにか無事に機上の人となりました。(家族の中で夫だけは、金属探知機が鳴らなかったにも関わらず、靴まで脱がされて しつこく身体検査されてましたけどね・・・そんな目に合わないように わざわざ口ひげもそり落としてたのにね・・・やっぱり顔が濃いのがいけなかったんでしょね・・・お気の毒・・・。)
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帰りは行きより1時間短く、6時間ほどで成田です。
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成田が近づいた頃に そそくさとタートルのフリースを着込みました。
着地して ほっとしながら地面に降り立つと、日本はすっごく「冬」でした。「冬」から「夏」へ行った時以上に 体にこたえ、以前 同じ経験をした父から聞いたとおり、夜お布団に入ってから ガクガク震えがくるほどでした・・・。

移動が2日で 実質4泊3日のシンガポール旅行は無事に終わりました。
今、こうして振り返るシンガポールは その気候のように 心をも温かくしてくれます。

娘に賞くださってありがとう。
家族そろって旅できたことにありがとう。
シンガポールの親切や、美味しいや、楽しいや、かわいいや、めずらしいや、悲しいや、ちょっと失敗や・・・、いろんなものにありがとう。
メマイやらで足手まといになったけど、みんな優しくしてくれてありがとう。
旅の無事を祈ってくれた家族や友人、みんなにありがとう。
犬らの面倒みながら留守番してくれた姉や両親にありがとう。
犬らも いい子で留守番してくれてありがとう。
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by hatake-garden | 2009-01-27 15:33 | 旅先のこと
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