ツバメに感動、カニに感激〜シンガポール旅日記(5)

動物園からタクシーでMRTオーチャードロード駅に向かいます。高速道路から見る景色は、熱帯植物に彩られた豊かな自然、そこにゆったり建つ近代的な高層住宅、クリスタルのような先進的なビル群へと変化していきます。
中国のラジオをBGMに うっとりしながら車窓を見ていると・・・、高速道路を囲むように茂った熱帯の木々の上を たくさんのツバメが生き生きと飛び回っていました。
春になると日本に渡って来るツバメ、最初のツバメに会う日が、1年の中で大好きな日のひとつです。日本で子育てを終えると 秋に いつのまにかまた旅立って行くツバメたち、そのツバメたちは遠く海を越え マレー半島、フィリピン、台湾、オーストラリアなどに行き 冬を過ごすと聞いていましたが、このマレー半島の先端、1月のシンガポールに 確かに 元気に ツバメはいました。大好きなツバメに思いもかけないところで出会え、また春になってわが町で今年のツバメに再会することが 今まで以上に楽しみになりました。

オーチャードロード駅からハーバーフロント駅までは地下鉄MRT、平日なので中国系ビジネスマンがいっぱいです。ビボ・シティ内のセントーサ・ステーションからセントーサ・エクスプレスというモノレールに乗り換えて いよいよセントーサ島です。
セントーサ島は1972年以来開発が続いている豊かな自然に恵まれたレジャーアイランドで、ホテルやアトラクション、マリンスポーツなどが楽しめます。ビボ・シティに一番近いエリアは今まさに開発している真っ最中、将来ウォーターフロント駅になる予定の場所でモノレールはいったん停止します。
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沖合いにはたくさんの船! 1800年代はじめに 東インド会社のスタンフォード・ラッフルズが見出し、イギリス植民地となって自由貿易港として栄え、今なお香港と取扱貨物量世界一を争うシンガポールです。
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終点のビーチ・ステーションについて、パラワン・ビーチで海をながめながら遅めの昼食を食べていると、スコールがきました! 前夜の天気予報で雨が降るとは言っていましたが、雨は雨でもすっごい量です。大きな屋根の下でも 雨はどんどん降りこみ、お皿を抱えて右往左往。折りたたみ傘なんて大した役にもたちません・・・。遠足で来ていた 現地の中学生たちも大変です・・・。
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2時間しっかり降った雨があがり、また青空が戻ってきました。
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つり橋を渡って「アジア大陸最南端」へ。
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白人のおじさんがつり橋を思いっきり揺らしてくれたおかげで・・・メマイでグラグラになり・・・、高い展望塔に登ったらもうヘロヘロ・・・。帰りはインド人っぽいおじさんが これまたつり橋をグラングランに揺らして・・・。男の人って どこの国でも ちょっとお子ちゃまね・・・と痛感しましたよ。

ビーチ・トラムというバスみたいな乗り物とモノレールを乗り継いでインビア・ステーションへ。ここには大きな大きなマーライオンがいます。
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このマーライオンは展望台になっているらしく、頭の上に人が見えます。「大人は休んでるから子どもだけで上っておいでよ。」っとお金を持たせて娘たちを行かせ、きれいな花や野生のリスを眺めながら夫婦でゆるゆるしていましたら、しばらくして 遠くの方から「おと~さ~ん、おか~さ~ん!!」っと聞き覚えのある声が・・・。
もう上がったのかとてっぺんの方を見ても よく見えません。・・・ん? 違う方から声がするぞ・・・??
ただエレベーターで上がるだけかと思ったら、入ってすぐが小さなシアターのようになっており・・・お化け屋敷系が大の苦手な娘たちが助けを求めていたのでありました・・・。最初に入り口で「大人か子どもか?」っと聞かれた時に 胸をはって「大人だ!」っと言いきった娘たち、結局 スタッフに笑われながら夫が救出に行き、三人で無事にてっぺんへ行くことができました・・・。

夕暮れでだんだんあたりが暗くなる頃、大急ぎで MRTハーバーフロント駅からクラーク・キー駅へ。
この日の夕飯は、Riverside Pointの「JUMBO SEAFOOD」。日本からインターネットで7時の予約をとっていまして、「7時から15分だけ予約状態にする」旨の返事をもらっていました。なのに駅に着いたのはもう7時! 最初にホームシックになって落ち込んだ娘1が「自分は今日のシーフードが最大の山場なんだよ!」っと俄然やる気を見せ 夫とともに走りました。
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走ったかいあって、川をのぞむ見晴らしのいい席で、ロブスターとドラゴンフルーツのサラダも、ヤリイカも、海鮮炒飯も・・・なんでもかんでもすっごく美味しい!
・・・が、一番の名物で 立派な形といい匂いで登場したチリ・クラブの・・・正しい食べ方がわかりません・・・。
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大きな鍋に入ったチリ・クラブ、そして殻を砕く道具1、カニの身をかきだす細い道具1を前に4人で苦笑い。まわりを見回すと、後ろのテーブルの10人ほどの中国語をしゃべる集団が ちょうど食べているところ。・・・ん? 食べてるのはそのうちの3人だけだ・・・その3人は もう手がべとべとだ・・・残る人たちは 全く食べようとしてないぞ・・・。向こうの、モデルさんのように美人で、背中がパックリ開いたドレス着ている白人女性2人組のところにもチリ・クラブ到着・・・でも、手をつけようとしないぞ・・・。
・・・ま、とにかく 好き勝手しちゃいましょう、っと大きなはさみ以外のところを とりわけ、おのおのべとべとになりながら食べました。いや、すっごく辛くて、すこぶる美味しかったです!! 大きなはさみは 夫が殻を砕き、身をほぐしてくれましたが・・・、ほんと大変。夫 超べとべと。フィンガーボールなんか無意味と 手を洗いに行きました。
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いっしょにパンを頼むといいと聞きかじったので そのようにしましたが、こんなパンの量では足りないほどの美味しいソースでした。今思えば・・・白いご飯山盛り頼めばよかった・・・。
夫のタイガービールとデザートまで入れて167ドルほど。日本円で1万円あまり。大満足しながらお店を出る頃に・・・ふっと先ほどのモデルさんのような美人2人組のテーブルに目をやると・・・ありゃりゃ・・・全く手付かずのチリ・クラブ・・・。

きれいなシンガポール川の夜景を楽しみながら 徒歩でホテルに帰ります。
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そして、夫とともに「このボート・キー、クラーク・キーから程近いホテルにして正解だったね!」と語り合いつつ・・・心の中で・・・「・・・あのチリ・クラブの運命やいかに・・・」と思うのでありました・・・。
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by hatake-garden | 2009-01-20 12:09 | 旅先のこと
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