インドのようなシンガポールでホームシック~シンガポール旅日記(2)

シンガポールは北半球の南端、ほぼ赤道上に位置しています。日本との時差は1時間。前夜遅くの到着で睡眠不足にもかかわらず、日本時間の朝6時、シンガポールの5時にはいつもどおりに目がさめてしまう悲しい習性・・・、結局眠れず 8時まで粘って起床しました。テレビではNHKも観られます。現地番組のチャンネルでは 高校生参加型の「スター誕生」のようなものがやっており、昔大人気だったチェッカーズや、「Romanticが止まらない」がヒットしたC-C-Bによく似た感じの高校生バンドが元気に歌っているところでした。なんだか明るく健康的です。 エンディングでは ジャニーズのいろんな方々によく似た感じの男の子3人組が歌い踊っておりました。その途中で出てきた中国の獅子舞を模したハンドパペットのかわいいこと! 「お母さんはこのお獅子を見つけたら絶対買って帰る!」っと同室の娘2に宣言。

別室の夫と娘1を起こして 朝食はちょっと贅沢して一人25ドルのホテルのバイキングです。円高のおかげで 今現在シンガポールドルでは1ドル65円ほど、日本円で1625円くらいで 洋食系、中華系、マレー系、インド系料理のほかサラダやフルーツなどが食べ放題です。
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「朝からそんなに食べられないよ」と言いつつあらゆる種類に果敢にチャレンジ。どの料理もとても美味しいものでした。お箸もあるので パクパクと食が進みます。

この日の夫の課題は「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約をとる、テレフォンカードを購入して日本に電話をかける、地下鉄MRTに乗る、名物カヤトーストを食べる」とのことで、朝食の後 さっそくホテルのコンシェルジュのところへ。あまり得意ではない英語を駆使して 「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約依頼」を、「たぶん通じた、と思う」状態でなんとか終了。満腹のお腹をさすりつつ 地下鉄MRTチャイナタウン駅に向かいます。

ホテルを出るとほどなくチャイナタウンのお正月、春節の豪華な飾りが見えてきます。
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青々した葉っぱとたわわに実ったみかん、それに 今年の干支、私の干支でもある丑がモチーフで、これは その後、いろいろなところで見ることができました。
駅までの道には 屋台形式の食べ物屋や果物屋が並んでいます。
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春節の飾りのモチーフになっていた 葉っぱのついたみかんも 山盛りになって売られています。その他にドラゴンフルーツやドリアンなど南国の果物もいっぱいです。
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ちなみに この「すごい臭い」で有名なドリアンについては、地下鉄MRT利用上の禁止事項の中で「持ち込み禁止」となっているそうです。その他「車内や駅構内をブラブラ歩き回る」「切符を折り曲げたり はじいて音をたてたりする」ことなども禁止だそうです。・・・なんかすごく細かい感じ・・・。

この日の夫の課題の2つ目を達成すべく、セブンイレブンでテレフォンカードを5ドル×2枚買いました。日本と同じロゴマークのセブンイレブンですが、真ん中の細い通路をはさんで両側に飲み物やスナック菓子、衛生用品がぎっしり並んでいる「うなぎの寝床型」のとても小さなお店で、空港にあった大きいお店以外は このタイプが多いようです。公衆電話からさっそく日本に電話をかけました。

さて、3つ目の課題「地下鉄MRT乗車」では 切符を買うのに一苦労。まずはまわりの人のやり方を見ようと思ったら、見本にしていた人の券売機がいきなり「故障中」になり、別の人を見ることにしたら これまた10ドル札が使えずトラブっています。「・・・どうも10ドル札は使えないらしい」ということで、娘2に命じて窓口で両替させ、小さいお金でチャレンジ、やっと買うことができました。のちに、他の券売機では10ドル札も使えましたが・・・。
MRTの切符は名刺大の硬いカードで、確かに はじいたら大きな音が出そう。そして、この切符には1ドルのデポジットがついています。そのデポジット分は下車駅で ふたたび券売機を操作すれば返ってくるのですが、これがいちいちめんどくさい・・・。お金を貯めておいて何度も使えるSuica式切符もあるのですが カード代の5ドルが返金不可とかで、数日間のみの使用には向かないようです。

やっと買えた硬い切符を日本のSuicaやPASMOと同じようにタッチして改札を抜けると、ホームには不思議なくらい電車の気配がありません。よく見ると、ホームの両側は壁になっており、ところどころにあるドアは電車がホームに停まるまで開かないシステム。これなら転落や接触事故もなく、なんとすばらしい!! 
日曜日のMRT車内は人がちらほら立つ程度の空き具合ですが、「あれれ? 私たちはインドに来たんだっけ?」というほど、乗客のほとんどがインド人ファミリーでした。「沿線にリトル・インディアがあるからかな」と夫。シンガポールはその75パーセントが中華系、次に多いのが14パーセントのマレー系、インド系は8.5パーセントなので、この日のこの時間のこの車内はインド指数が異常に高かったようです。
民族も多様で、仏教、イスラム教、キリスト教、ヒンドゥー教など宗教も多様なシンガポールでは 人々に不用意にカメラを向けてはいけないと『地球の歩き方』にも書いてあったのでMRTではカメラをしまっておきました。

終点ハーバーフロント駅には本日の第一目的地、2006年にオープンしたショッピング・センターのビボ・シティがあります。 ここは人気スポットのようで、お店の感じも混み具合も 「日曜日のららぽーと」そっくりです。
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シンガポールの日常生活を観察しつつ優雅にお店を散策していると、なんと突然夫愛用のサンダルが壊れてしまい、我が家も一気に「日常の買い物」と化し、あっちこっちの靴屋やスポーツ系のお店を物色、値段や履き心地を検討、と相成りました・・・。
やっと納得のいくサンダルを見つけ、お昼を食べにフードコートにある「TOAST BOX」へ。ここで夫念願のシンガポール名物「カヤトースト」を食べました。
カヤトーストというのは、薄切りのパン、ちょうどサンドイッチ用のパンみたいなものをカリッと焼き、そこへ 卵、ココナッツミルク、パンダンリーフ、砂糖を煮詰めて作られた「カヤジャム」を塗り、かつ、2,3ミリにスライスしたバターをはさんだもので、目の前で手際よく作ってくれます。バターのしっかりした厚さから 見た目はまるで「チーズサンド」であります。私はこれに コピ(コーヒー)をつけましたが、これは練乳入りのあま~い物です。シンガポールの飲み物は 基本的に何でも甘くなっており、緑茶も例外ではありません。
はじめてのカヤトーストは、くせのないカヤジャムの甘さと バターの塩気が カリッとした軽いパンによく合い、非常に美味しく、たいへん気に入りました! 飲み物の甘さに圧倒され、バターの罪深さにおののいて1つしか頼みませんでしたが、・・・許されるなら もっといっぱい食べたかった! カヤトーストだけでお腹いっぱいになりたかった!

さて、お昼も食べて 次の目的地セントーサ島へ行こうというところで・・・、私の持病のメマイが出始め、「食欲がないよ」とフードコートでカヤトーストを食べなかった娘1の口数も少なくなっておりました・・・。娘1、異国の空気に呑まれて軽いホームシックであります。・・・たとえ今 家に帰ってもみんなシンガポールなのにね・・・。
結局 無理せずセントーサ島は明日に回し、いったんホテルに戻ることにしました。臨機応変にできるところは 小さな国の足回りのよさと フリー旅行のおかげでありますが、軟弱な私でごめんね・・・というところです・・・。

再び まるでインドのようなMRTに身をゆだね、ホテルに戻ると 「翌朝のシンガポール動物園のジャングル・ブレックファーストの予約が無事とれた」旨の手紙が置いてありました。
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by hatake-garden | 2009-01-16 15:29 | 旅先のこと
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